Ubuntu 18.04 LTS Unity7でNemoを使う

初:2018-06-11
nemo-filemaneger
2ペイン表示もできる

Ubuntu 18.04にしてからUnity7上だとデフォルトファイルマネージャであるNautilusの挙動がどうにも気に食わないので、 Cinnamonなどで使われているファイルマネージャのNemoにこれを切り替えるメモ。

公式レポジトリに入っているNemoはCinnamon用なので、Unity7と整合させたものを別のレポジトリから入れる。
ググるとwebupd8のppaがよく出てくるが、18.04用のものが用意されていないので↓を参考に別のppaを入れる。
How to install the (latest version of) Nemo in Ubuntu 18.04 without cinnamon dependencies?
↑によるとまずcinamonn用のものをパージするらしい

sudo apt purge cinnamon-desktop-data cinnamon-l10n gist hddtemp hwdata inxi libcinnamon-desktop4 libnemo-extension1 libxapp1 mesa-utils nemo nemo-data nemo-fileroller ruby-json xapps-common
そして次のppaを入れる
sudo add-apt-repository ppa:mc3man/bionic-noprop
sudo apt-get update
MIMEタイプからディレクトリをNemoで開くように設定。
xdg-mime default nemo.desktop inode/directory application/x-gnome-saved-search
Nautilusによるデスクトップ描画を停止。
gsettings set org.gnome.desktop.background show-desktop-icons false
これでログインし直せば自動でデスクトップもNemoで描写されるはず。
Nemoによるデスクトップはnemo-desktopのコマンドで実行されていて、 上記のppaからnemoをインストールすると自動起動セッション一覧にこの項目が追加されているはず。

Unity Launcherの右クリックメニュー

Unity Launcherに登録される実体は/usr/share/applications/nemo.desktopになる。
右クリックで出てくる内容もココに記載さているが、ローカライズが微妙で日本語のユーザーフォルダとマッチしていない。
sudo gedit /usr/share/applications/nemo.desktopで開いて
[Desktop Action Docu]
Name=Documents
Exec=nemo Documents 
Name[ja]=ドキュメント
Exec[ja]=nemo ドキュメント
という感じに項目を追加してやれば正しく動作するようになる。

元に戻す手順

自動起動セッション一覧からNemoの項目のチェックマークを外す。
Nautilusによるデスクトップ描写を再開。
gsettings set org.gnome.desktop.background show-desktop-icons true
MIMEタイプを元に戻す。
xdg-mime default nautilus.desktop inode/directory application/x-gnome-saved-search
(必要ならnemo本体とppaも消す)


トップ